過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/13(月) 23:36:14.69 ID:9u61GnnE0
なんで今なのよ。
今あたし達は入れ替わってるんだよ?
普通の男女じゃないんだよ?
それなのに自分の気持ちを押し出しちゃって、それでどんな結果になっても体が戻らなかったら気まずいなんてもんじゃないんだよ。
幸いなのは、恭介が魔法少女のことを知らないこと。
体さえ戻ってしまえば、恭介の腕を治せる。
恭介の気持ちがどうであれ、それでハッピーエンドになる。
……
なんだろう、奥の方がズキズキする。
恭介が幸せになってくれれば、それでいいじゃない。
何も知らなくても、腕が治ってバイオリンを弾けるようになれば、それでいいじゃない。
あたしは、恭介が無事であるように魔女と戦うだけだから。
それでいいじゃない。
恭介「っ……やだ、ちょっと……やめてよ……」
なら、どうして涙が溢れるんだろう。
どうして?
自分自身の気持ちに、あたしが向き合えないとでも思ってるの?
知ってる。
どんなに奥に裏に底に果てに隠したって、そこにあるのはあたしの気持ち。
バカなあたしにだって分かる、本当の気持ち。
戦いたくない。
死にたくない。
恭介といたい。
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