過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
↓ 1- 覧 板 20
165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/14(火) 00:45:11.70 ID:aJ5xOQ6M0
恭介「それはあたしの台詞だよ。あたし、恭介のこと何にも考えてなかった。CDを持っていけば喜んでくれると勝手に思ってた
恭介は音楽が好きだったから。あたしには怪我を治すことなんて出来ないから、それくらいしか出来なくて
恭介がどれだけ苦しんでたのか、分かってあげようともしてなかった。完全に自分本位でさ
入れ替わった次の日もそう。恭介が腕のことで悩んでるのに、腕が動かなくて大変そうみたいなこと言って、傷付けちゃったよね
あたしが自覚してないだけで、他にも何度も傷付けて来たんだと思う……あたしの方こそ、ごめん!」
柵を掴み、タイヤを回転させて恭介の方に向き直る。
綺麗な姿勢は無理だけど、精一杯頭を下げた。
やっと謝ることが出来た。
遅くなったけど、やっと。
さやか「ははっ、これでお互い様だね」
恭介「ありがとう、ちょっとスッキリできた」
さやか「で、話は戻るんだけど」
恭介「もう!?」
なんて少ない余韻だったんだ。
恭介って、こんなにサバサバしてたっけ?
さやか「入れ替わってから、いろいろあったよね。いきなりトイレに行きたくなったり、お風呂に入るだの着替えが難しいだの」
恭介「それだったら体育が一番の問題だけどね」
さやか「どうかな。正直、自分一人で着替えてた時の方が何倍もドキドキしてたよ」
恭介「えっ」
それはどういう意味なんだろう。
初めてだったから緊張してただけなのか、それとも――
234Res/164.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。