過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
1- 20
175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/14(火) 01:58:11.93 ID:aJ5xOQ6M0
さやか「さやか!僕は――」

恭介「大丈夫だよ。あたしにはもう躊躇うものが何もないから。それに、恭介がいてくれて、バイオリンを聞かせてくれたら百人力って感じ」

さやか「そんなのでいいわけないだろ!」

恭介「大体、そういうのは元に戻ってから心配しようよ。まずはそっちが先でしょ」

そう言われて恭介は少し悔しそうに下を向いた。

ごめん恭介。

やっぱり知られるわけにはいかないんだよ。

あたしが恭介の重荷になるわけにはいかないんだから。

恭介「いやー、なんか、嬉しすぎてまた泣きそうなんだけど」

さやか「……」

恭介「ありがとう、あたしのことを見てくれて」

さやか「やっぱり駄目だよ、そんなの」

恭介「だから、今はそういうの気にしてもしょうがないって」

さやか「もし知らないままさやかのおかげで腕が治されるんなら、僕はバイオリンをやめる」

恭介「……は?」

いやいやいや、何言ってるの?

さやか「そういうの隠されたまま一緒にいるのって、なんか違う気がする。そんなの嬉しくない」

恭介……

あたしがどんな思いで自分を見せたのか分かってくれないの?

もう一度、恭介のバイオリンが聞きたいからなんだよ。

なんでそういうこというのよ。

恭介「この分からずや!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
234Res/164.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice