過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/14(火) 02:15:19.28 ID:aJ5xOQ6M0
さやか「分からずやなのはどっちだよ!」
恭介「どう考えても恭介でしょ!なんでそういうこと言うの!?」
さやか「僕はただ、本当のことが知りたいんだ!さやかを危険な目に遭わせてまで手に入れるバイオリンなんて、そんなの間違ってる!」
恭介「そんなことないよ!恭介がバイオリンを弾かないなんて、それこそ間違ってる!」
さやか「それはさやかの押し付けじゃないか!」
恭介「恭介の我儘でしょ!」
さっきまでのロマンチックな雰囲気はどこへやら、本気の言い合いが始まってしまった。
しかもお互い譲る気が無いのだから、てんで終わりが見えてこない。
あたしは間違ってることを言ってるつもりはない。
ただ、恭介の気持ちは染みるほど嬉しかった。
今まで同性程度の幼馴染にしか思われてなかったのに、異性として、恋人として見てくれてる。
それだけで十分すぎるくらい幸せだった。
勿論だからといって、恭介の言い分を認めるつもりはない。
恭介「もういい先帰ってるから!頭冷やしてきなさいよね」
さやか「帰るだって?一人で帰れもしないのに?頭冷やさなきゃいけないのはさやかだろ」
恭介「うっさいわね!できるわよそれくらい!!」
右手で右輪を握り、左手は左輪に添える。
言われた通り一人で帰ってやるわよ。
恭介「せーのっ!」
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