過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 00:37:12.58 ID:Dgfk4HX70
次の日、恭介があたしの部屋に来たのは9時くらいだった。

昨日と全く同じ服装、つまりは制服姿で現れた。

さやか「こんにちは」

看護師「あら、お見舞い?学校はいいの?」

さやか「いや、えっと……ちょっと体調崩してまして、診察を受けに来たついでって感じです」

看護師「そうなの?まあいいわ、あんまり時間ないけど」

さやか「あぁ、分かりました」

看護師「じゃ、私はこれで」

看護師さんが出ていき、恭介は椅子を寄せてあたしの枕元に座る。

その顔は、昨日より少しだけ明るいように感じた。

今日もいい天気だ。

さやか「おはようさやか」

恭介「あぁ、おはよう恭介……」

一方あたしは最悪のテンションだった。

さやか「眠れなかったのかい? なんだか元気がないようだけど」

恭介「寝不足、ね……昨日は早めに寝たせいで、意外とぐっすり快眠だったよ」

さやか「ならなんで――」

恭介「さっきトイレに行きたくなったの」

さやか「……あぁー」

どうやら事情を察してくれたらしい恭介は、うんうんと何度も頷いていた。


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