過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
↓ 1- 覧 板 20
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/11(土) 20:39:53.60 ID:flz/a+mq0
恭介「あっ」
さやか「えっ」
世界が静止したように静かだった。
窓は開いていたけど、風も止みカーテンも揺れていない。
外の喧騒も聞こえない。
ただ、やたら眩しかったことがその時の第一印象だった。
恭介「あれ……ねえ恭介、あたし今――」
さやか「……」
恭介「……は?」
さやか「な、なんで、僕がそこにいるんだ?」
恭介「なんで、あたしに見られて痛い痛い痛いって!」
さやか「痛くないってことは、これは夢か」
恭介「何すんのよ!」
ちょっと力が入らなかった気がしたが、スパーン、とそこそこ景気のいい音が響いた。
目の前にいた美樹さやかが、いきなりあたしの頬っぺたをつねり始めたんだから、誰だって反撃するに決まってる。
いくら美樹さやかだからって、普通いきなりそんなことする?
234Res/164.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。