過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/11(土) 20:39:53.60 ID:flz/a+mq0
恭介「あっ」

さやか「えっ」

世界が静止したように静かだった。

窓は開いていたけど、風も止みカーテンも揺れていない。

外の喧騒も聞こえない。

ただ、やたら眩しかったことがその時の第一印象だった。

恭介「あれ……ねえ恭介、あたし今――」

さやか「……」

恭介「……は?」

さやか「な、なんで、僕がそこにいるんだ?」

恭介「なんで、あたしに見られて痛い痛い痛いって!」

さやか「痛くないってことは、これは夢か」

恭介「何すんのよ!」

ちょっと力が入らなかった気がしたが、スパーン、とそこそこ景気のいい音が響いた。

目の前にいた美樹さやかが、いきなりあたしの頬っぺたをつねり始めたんだから、誰だって反撃するに決まってる。

いくら美樹さやかだからって、普通いきなりそんなことする?


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