過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 11:11:35.01 ID:Dgfk4HX70
さやかはきっと戻りたいと思っているだろう。
誰だってあんな体じゃ嫌に決まっている。
僕がやるべきことは、自分の運命を受け入れることなんだ――
さやか「うっ……くそぅ……なんで、僕なんだよ……」
あぁ、駄目な奴だ僕は。
頭では分かっているのに、心が受け付けない。
そう、誰だって嫌なんだ。
僕だって腕が動かない体なんて、本当は嫌なんだ。
でも、あれは僕の体。
魂とか精神とかはよく分からないけど、きっと元あるべきところに戻るのが摂理なんだろう。
さやか「あぁっ、あぁぁあぁぁああぁっ!!」
誰もいないのをいいことに、声を荒げて泣いた。
さやかの体だとか、声だとか、そんなこと忘れるくらい叫び泣いた。
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