過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 16:20:24.39 ID:Dgfk4HX70
ならばまどか。

魔法少女の秘密を知っているのは今はまどかと転校生で、転校生は端から論外。

できるなら、恭介と話していたように、どうせだれにも信じて貰えないだろうから二人だけの秘密にしておきたかった。

しかしバレてしまえば意味はない。

ようするに二択の問題なのだ。

恭介に魔法少女のことを説明するか。

まどかに魂が入れ替わったことを説明するか。

そんなの、迷うまでもない。

あたしはすぐに看護師さんを呼び、手伝ってもらいながら電話を掛けに行った。

少し前までこの病院にいたらしいけど、仁美がいる前で話すわけにはいかない。

携帯はないけど、何度か掛けたことがあるから番号は覚えていた。

まどか『もしもし?』

まどか……

ごめん、あんたを巻き込んじゃって。

恭介「あのさ、話したいことがあるんだけど、今いいかな」

まどか『えっと?どちら様ですか?』

恭介「僕は……ううん、あたしは、美樹さやかだよ」


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