過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 18:06:43.19 ID:Dgfk4HX70
電話は10分ぐらいで終わった。
なんのことはない。
あたしがあたしである証明は、そんなに難しくなかった。
電話越しということもあったのかもしれないけど、あたしとまどかしか知らないこと。
つまり、魔法少女のことを話すことで証明した。
声が違うことや今日出会った美樹さやかがおかしかったことを散々聞かれたが、それを説明する為には明日の放課後にならないと駄目だと伝えた。
場所はここ、上条恭介の病室。
その代わり、明日学校で"あたし"に会っても何も聞かないことを約束してもらった。
勿論テレパシーも使わないようにしてもらう。
恭介「ごめん、何も出来なくて」
まどか『さやかちゃんは何も悪くないよ。何か事情があるんだよね』
違うよ、あたしが悪いんだ。
もっと早く決断していればよかったんだ。
そういう言葉はぐっと飲み込み、明日吐き出すことにして電話を切った。
部屋に戻り、薄味の病院食を胃に流し込み、暗い部屋にまた一人きりになった。
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