過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/12(日) 18:23:39.20 ID:Dgfk4HX70
*上条恭介*

翌朝、僕はさやかの両親に見送られながらさやかの家を後にした。

さやかの体だからか、少しだけ慣れたようで、風呂に入るのも着替えるのもあまり意識しなくてもいいようになってきた。

ただし、ブラジャーだけは未だに着けるのが難しい。

当然だが、誰も僕が上条恭介だとは気付いていない。

このまま何事もなく学校に辿り着けば――

仁美「おはようございますさやかさん」

いきなりの障害が現れた。

志筑さんは昔から成績も優秀だし、今学期も委員長を務めてるらしい。

何か感じ取られらないとも限らない。

いや、大丈夫だ。

今の僕はどこからどう見ても美樹さやかなんだから。

さやか「お、おはよう仁美!昨日はお見舞いありがとね!」

仁美「まさかあんなところで会うなんて思ってもいませんでしたわ」

我ながら中々の演技だと思う。

いや、さやかはもうちょっと軽かったような気もするけど、何も言ってこないなら、それでいい。

まどか「おはようさやかちゃん、仁美ちゃん」


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