過去ログ - エルフ「私は死にたい」旅人「俺は生きたい」
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171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/03(水) 06:22:33.99 ID:OL6UrmRw0
戦士「今自分が持つ最大限の力で敵へ挑め!」

戦士「攻撃は変則的に行い、相手の手を止めさせるな!」

戦士「お前の手は殴るだけの為にあるのか? その場に落ちている石でもなんでも、お前の武器になるぞ!」

戦士「目の前の敵をよく観察しろ。欠点をしつこく突け!」

戦士「自身の周りにある全てを利用しろ! 敵をも利用しろ!」

旅人「…………」ガク  エルフ「ああっ」


遂には、ナナシは片膝をついて 攻撃の手を止めてしまった


戦士「……以上が、お前に教えた戦闘の方法だが」

戦士「全部抜けてるなぁ〜……えぇ?」

エルフ「な、ナナシさん……立てる? 大丈夫だよね?」

旅人「……問題ない。俺には痛覚がないんだ。このていど」

戦士「そうだ。そいつが原因じゃないか?」

旅人「何?」

戦士「生物ってのは痛覚があるから引き際を心得るし、防ぐことも知る」

戦士「お前はさっきから俺に対して ひたすら我武者羅に攻撃を与えようと必死だ」

戦士「まるで自殺志願者のやり方だな。言ってるだろ? 頭冷やせって」

旅人「黙れ、俺にケチをつけている場合か お前…」

戦士「お前に絶対的に足りてないもの、それは恐れだ」

エルフ「……それって一番足りてちゃダメじゃない?」

戦士「馬鹿野郎が、口を出すんじゃない……」

戦士「本当に強い奴ってのは 自分の恐怖をよく理解しているのさ」

戦士「だから克服し、自然にそれをカバーする技術を身に付け、剣を交えられる」

戦士「毒は少しだけ 体に残しておいた方がいい」

エルフ「例えるなら、ワクチンってことですか!」

戦士「おい、俺バカだから難しそうな単語出さないでくれよ」


…この男が本当にわからない。まぁ、ナナシの師匠としては合いそうだが



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