過去ログ - エルフ「私は死にたい」旅人「俺は生きたい」
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[saga]
2013/05/22(水) 05:50:13.55 ID:IQrsusAm0
どれもこれも味付けがやや濃く感じられるが、美味しい
夢中になって口元へ食べ物を運び 噛みしめる。じわぁっと舌の上に味が広がった
かけ過ぎだと言わんばかりのスパイスが さらに私の食欲を高まらせ、次々と並べられた料理へ手を伸ばさせる
きっとその光景はお世辞でも上品なものではないだろう。しかし 誰に見られようが今はまったく気にもならない
エルフ「はぐっ、むっ……げほげほぉ!」
旅人「水を一杯頼む」
店長「ずいぶん懐に余裕あるお客さんだねぇ」
皮肉にも聞こえる言葉を呟きながらコップへ綺麗な水を注いで私とナナシへ出してくれた
すぐにコップを取って 喉へ水を一気に流す。…幸せ
旅人「一杯だと言ったが」
店長「そっちのお嬢ちゃんには俺からのサービスだよ。あんたのは払ってもらうけど」
旅人「おい、ずいぶんと勝手な店だな……」 店長「楽しめるだろ?」
ナナシは黙って私へ自分に差し出された水を渡してくれた。遠慮なく手をつけさせてもらおう
二杯とも飲み干し、皿の上にあった料理を全てぺろりと平らげれば ここ数日間の苦痛は何処かへ飛んで行ってしまった
…しかし、ナナシはこの料理のお金を払えるのだろうか
エルフ「あの ご馳走になってもう遅いと思うんだけど お金は」
旅人「本当にこの先も俺に着いて来るつもりなのか」
私の問いを遮って逆にナナシがそう私へ聞いた
エルフ「……それにはこの前答えたばかりでしょう?」
エルフ「ていうか、毎日・毎時間同じこと聞いてるじゃない」
旅人「お前の気が変わっていないか 確かめたいからな」
エルフ「へー……それって悪い方で気が変わっているのか聞きたいと受け取っていいんですか」
旅人「というと?」 エルフ「私が、やっぱりあなたへ着いて行くのは止めたいって」
旅人「当たり前だろう。他に理由があるのか」 エルフ「はい、そうだと思ってた!!」
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