330:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/12(月) 00:49:22.89 ID:k7iH6weo0
あれ以降学校には行ってない。
特にする事もなく好きだった数学について考えるわけでもなかった。部屋にまさにこもるだけであった。
女「そろそろご飯の時間か…」
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女父「…」
女「…」
女母「…そういえば、今日、先生がいらして話を聞いたんだけど…女は落ち着くまで焦らないでいいからね?」
女「…」
落ち着いていないわけじゃない。学校が嫌なのだ。
女「ごちそうさま。」
女母「あ、おんn…」
女父「そっとしておこう…」
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夕飯を食べた後もゴロゴロしてるだけ。
自分の好きだった先輩への気持ちは憤りに変わることなく、別のなにかに変わっていた。
女父「…ちょっといいか?」
ドア越しから声が聞こえてきた。
ガチャ
女「…」
女父「特に大した用でもないんだがな…やっぱり学校には行きたくないのか?」
女「…」コクリ
女父「そうか…それなら父さんとどこかに行く日を作ろうか!」
女「…」
女父「やっぱりあれだろ?外出ないと体が鈍るというか、な?あ、勉強も父さんスクールで完璧だぞ?!」
女「…」コクリ
それ以降週末にはどこかに行くようになった。パパやママが一緒なら安心して外出できた。ある程度男の人への耐性もできた。でも学校に行くことはやはり叶わなかった…
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ーー
担任「卒業証書です。単位は無事足りてました。」
女母「ありがとうございます。」
担任「えっと、今、女さんは?」
女母「父と外出中です。ホントすみません。」
担任「いえいえ。しかし、女さんの学力相変わらずすごかったですよ。あっぱれです。」
女母「いえいえ。そんな。」
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