過去ログ - 桃子「桃が咲くまで」春「春を待てない」【咲SS】
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4: ◆oeEeLVGR7U[saga]
2013/05/12(日) 23:34:34.28 ID:AQrlBuQl0
【桃子「桃が咲くまで」春「春を待てない」】


-side 桃子

-6月末
-1年11組


「それじゃあ、夏フェスのクラスの出し物について、意見をお願いしますっ」

学級委員のいずみんが仕切り、みんなが意見を言う声をBGMにして、私はぼんやり外を眺めていた

ホームルームの時間
夏フェス、いわゆる文化祭のようなもののクラスの出し物について決めるらしい

9月の初旬に行われる、夏フェス。いわゆる文化祭だ
けれど、こういうクラスでのイベントにはあまり興味が湧かない

4月に行われたクラス対抗戦も、初めは出るつもりなんてなかった
ただ、隣に座る春に見つかって、さらに優希に付きまとわれたから、仕方なく出ただけ

まあ、出るからには全力でやったっすけど、それはもう済んだ話…

「ねえ」
「……話しかけないでほしいっす、ステルス中なんすから」
「私も退屈だから」

滝見春…

ステルスしている私を、平然と見つけてしまう彼女。霊感が鋭いのかなんなのか分からないっすけど、とにかくマイペースで、こっちのリズムが狂ってしまう

「あ、桃子。ステルスしとらんと意見出しや」

ヒソヒソと会話していたところを、いずみんに見つかってしまった

「春のせいで見つかったっすよ!」
「…知らんし」
「三尋木先生の真似して誤魔化さないでほしいっす」
「ええから意見出しや!」
「意見なんて考えてないっすよ」

正直に言う
変につくろっても仕方ないし

黒板を見る
喫茶店とかベタなものが並ぶ中、真っ先に書かれていたタコス屋の文字

「タコス屋でいいんじゃないっすか?」
「おお、さすがだじぇ! タコス屋にしようじぇ!!」

思った通り優希がはしゃぎだし、それを隣に座る数絵がたしなめる
この騒ぎに乗じて、私は再びステルスを決め込んだ

まったく、私はクラスの出し物なんてやってる暇なんてないっす

加治木先輩が演劇部に入っていたので、私も同じく演劇部に入った
演劇なんてやったことはないし、役者になって目立つつもりもない
小道具とかを作るだけでも、先輩と同じ部活にいられればそれでいいのだから

それに夏フェスでは、麻雀での部活対抗戦もあるっす
演劇部は私を入れても5人しかいないっすけど、それでも先輩と同じチームで打てるなんて滅多にないこと

だから、クラスの出し物なんてどうでもいいっす


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