過去ログ - 透華「活きのいいのを見つけましたわ!」純「なんだか悪寒が・・・」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/13(月) 20:10:08.85 ID:66/cPmyI0
側に仕えるようになって分かったことだが、彼女は天才ではない。
いや、確かに才能はあるが、それだけではなかった。
彼女はそれ以上に努力の人なのだ。

その気になれば何でもしてもらえる環境にありながら、人に任せるのを良しとせず、
自分はおろか他人の面倒まで見ずにはいられない究極のオカン気質。

常人の数倍の理解力と記憶力、数十倍の集中力と根気、
そして何より数百倍の見栄っ張りさが彼女の原動力となっているのだ。


一(まあボクもあの強引さに救われたようなものだけどね…)

一「透華ー、ボクも手伝うよー!まずは学校に行ってみないー?」

____

――8時間後

ギムナジウムを訪ね、寮で空振りし、市庁舎に乗り込み、
もう一度戻った広場では騒ぎを大きくしすぎて危うく警察沙汰になるところだった。

一は大人しく寮で待ってみればという意見も出してみたが、
生来気が短い透華には、その場で状況が動くのをただ待つという発想はないらしい。

向かった学園の生徒・教師陣、街のVIPから、どう見てもただの観光客まで手当たり次第に
声をかけた結果、すっかり日も暮れようという頃、夜によく顔を出すという噂を頼りに辿り着いたのは
街区の奥まった場所に佇む古いバーだった。



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