過去ログ - 月火「どういたしまして、お兄ちゃん」
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802: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:38:22.92 ID:r95OIqHp0
……は?

待て、落ち着け。 聞き間違えの可能性がある。 くっそー。 吸血鬼もどきになると耳が悪くなるおまけが付いてくるのか。 忍野の奴めー。 言ってくれれば良い物を。 全くとんだ捻くれたおっさんだぜ。 やれやれ。

暦「えっと、月火ちゃん。 よく聞こえなかったんだけど」
以下略



803: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:38:51.79 ID:r95OIqHp0
って事はあれだ、聞き間違えでは無かったって事になる。 ええっと、そうなるとすると……どうなるんだ?

月火が僕に好きと言った。 うん、まあここまでは別に良い。 普通だ。 普通。 妹と兄の兄妹愛だろう。 美しいなぁ。 本当に。

で、問題はその後だな。 うん。 確か月火ちゃんは付き合ってくださいと言っていたな。 それはまあ、言葉通りの意味だと思う。 それしかないし。
以下略



804: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:39:17.72 ID:r95OIqHp0
暦「あ、ああっと。 その、月火ちゃん」

暦「一応、だけどさ。 一応っつうか普通にだな。 僕と月火ちゃんは兄妹な訳じゃん? 家族な訳じゃん?」

暦「だから、その。 つまりだな。 僕と月火ちゃんは普通というかそういう関係はあれというか……って事じゃん?」
以下略



805: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:39:50.77 ID:r95OIqHp0
月火「あはははは!」

そんな慌てている僕が面白かったのか、突然月火が笑い出す。

暦「……な、なんだよ」
以下略



806: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:40:17.98 ID:r95OIqHp0
月火「けどさ、お兄ちゃん」

月火「こういう時は、はっきりと断った方が良いよ。 曖昧な返事じゃ駄目だと思うなぁ」

暦「……まあ、そうなんだけどさ」
以下略



807: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:40:49.41 ID:r95OIqHp0
暦「それは……月火ちゃんを傷付けたくなかったっていうか、お前には迷惑掛けたのもあるし……そんな感じかな」

暦「もし、もしも月火ちゃんが本気だったなら、どうしようかってのもあったし」

月火「でもさ、そうはっきり言わない事で、余計に傷付く子もいるんだよ?」
以下略



808: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:41:17.06 ID:r95OIqHp0
まあ、とは言ってもこれから誰かに告白される事なんて、まず無いだろうけど。

この話が杞憂……とまでは言わない物の、そんな真剣に悩むほどの事では無いだろう。

唯一の問題は、もし事が起こった時に、戦場ヶ原が僕を殺すか殺さないかの二択だ。
以下略



809: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:41:43.35 ID:r95OIqHp0
月火「ふうん。 ま良いや」

月火「で、これって何のお話だったの?」

暦「お前が言うのかよ。 僕だって実の妹と恋バナするなんて思ってもいなかった」
以下略



810: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:42:10.63 ID:r95OIqHp0
暦「そういう事なら、仕方ないな」

僕も、月火とは話したかったし。 それこそ、くだらない話でも真面目な話でも。

月火「よし。 それじゃあ次は何について語ろうか。 お兄ちゃん」
以下略



811: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/05/28(火) 13:42:40.86 ID:r95OIqHp0
暦「月火ちゃんはどうしてだと思う?」

月火「そして、その話を続けるんだね」

月火「まあ良いか……ええっと、何故人は働くのか。 だっけ?」
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