過去ログ - 月火「どういたしまして、お兄ちゃん」
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◆XiAeHcQvXg
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2013/05/29(水) 13:14:00.26 ID:f/UYkWEU0
勿論、あれは僕に対して言っただけだから、火憐が入っても何も問題無いだろうけど。
ただ、僕をここまで正座させて待たせた火憐に意地悪がしたくなっただけである。
そもそも僕が正座している事自体が、僕の意思だとさっきは月火に言ったけれど、あれはもう忘れた。
以下略
863
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◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:14:30.43 ID:f/UYkWEU0
火憐「分かった。 でもそうだとすると、ここで待つしかねえよなぁ」
暦「まあ、汗だくだしな、お前」
火憐「ってな訳で、語ろうぜ兄ちゃん! 水入らずならず、汗入らずってか! はははは!」
以下略
864
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◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:14:56.92 ID:f/UYkWEU0
暦「語るつっても、何を? 何か語るような事ってあったっけ」
火憐「あるだろあるだろ。 もうありすぎて、水増しされてるんじゃねえかってくらいあるぜ。 いや」
暦「やめろ。 お前、どうせ今度は「汗増し」とか言うんだろ。 やめておけ」
以下略
865
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◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:15:25.35 ID:f/UYkWEU0
暦「んで、語ろうって言ってたけど何を語るんだよ?」
火憐「そうだったそうだった。 そんな話だったな」
火憐「ずばりだな。 あたしが語ろうと思うのは」
以下略
866
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◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:16:05.63 ID:f/UYkWEU0
暦「それは何だ、精神的な弱さとかか?」
火憐「いやいや、ちげえよ。 あたしが言ってるのは肉体的な弱さだ。 つまり喧嘩が弱いって事だ」
暦「はん。 何を言うかと思えばそんな事か。 それって、力が無いとも言いたい訳だよな?」
以下略
867
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◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:16:36.49 ID:f/UYkWEU0
暦「吠えろ吠えろ。 お前じゃ僕には勝てねえよ」
火憐「おっし、行くぜ。 準備は良いな?」
ふはは。 この馬鹿な妹に現実を教えてやる良い機会だ。
以下略
868
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◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:17:03.04 ID:f/UYkWEU0
それでは、勝負開始。
負けた。
秒殺と言うよりは、瞬殺だった。
以下略
869
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◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:17:52.45 ID:f/UYkWEU0
火憐「まあ、別にあたしは不公平な勝負だっと言いたい訳じゃねえよ? むしろ、勝つ為には手段を選ばない兄ちゃんのやり方は、ありだと思うぜ」
火憐「中には卑怯って言う奴も居るだろうけどさ、全力を出さないで負けて言い訳する奴よりかは、全然卑怯じゃねえよ」
どこまでも格好良い僕の妹だった。
以下略
870
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◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:20:49.39 ID:f/UYkWEU0
月火「あれ、火憐ちゃん帰ってきてたんだ。 おかえり」
声の方を見ると、頭にタオルを巻いた下着姿の月火。
暦「お前、一応玄関なんだからさ、服は着とけよ」
以下略
871
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◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:21:31.87 ID:f/UYkWEU0
月火「それにしても、何してるの?」
火憐「え? いや、あたしは風呂に入りたかったんだけどさ、月火ちゃんが入ってくるなって言ってたって兄ちゃんが言うから、こうしてここで暇潰しって訳なんだよ」
月火「私がいつそんな事を言った。 お兄ちゃん」
以下略
872
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◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:21:57.55 ID:f/UYkWEU0
暦「そんなのはどうでも良いけどさ、月火ちゃん。 ちょっと頼みがあるんだ」
月火「どうでも良いって……え? 頼み? 頼みだなんて、もう仕方ないなぁ」
あれ以来、月火は頼みがあると言うとやたら嬉しそうにする。 それを都合良く使う僕は大分賢いと思う。
以下略
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