137: ◆51UnYd7yHM[saga]
2013/05/16(木) 23:13:41.92 ID:zRpkF4zAO
ジャイアン「そうだな。それじゃあ・・・」
ジャイアンはおもむろに立ち上がり、フランツの亡骸を抱き起こした。
彼の両手を自分の肩に回して背負う。
手っ取り早く搬送するならば、四次元ポーチに入れるという選択肢もあったかも知れない。
だが、ジャイアンはそうはしなかった。
例え命が尽き果てていたとしても、彼は物じゃない。
人間だ。
命の恩人だ。
むしろ自ら背負う事を当然のように感じた。
死体に触る事などもちろん生まれて初めてだが、何の抵抗もない。
ただ、その身体はあまりに軽い。
その軽さを両肩に感じ、再び悲しみが胸を満たす。
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