過去ログ - ジャイアン「進撃の巨人?」
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24: ◆51UnYd7yHM[saga]
2013/05/15(水) 22:12:53.14 ID:TfqNgOsAO
その結果、集まった市民の通行が妨げられ、このような人だかりが形成されているのだ。

そして、その荷台の持ち主とおぼしき禿頭の男が、食ってかかる市民相手に啖呵を切っていた。


以下略



25: ◆51UnYd7yHM[saga]
2013/05/15(水) 22:13:23.21 ID:TfqNgOsAO
ジャイアン(ふ、ふざけんなよあのハゲ!! 早くここを通らなきゃみんな死んじまうんじゃねぇのかよ!!)



皆の命が危険に晒されている中、周囲の迷惑も省みず私利私欲を優先する男。
以下略



26: ◆51UnYd7yHM[saga]
2013/05/15(水) 22:13:51.23 ID:TfqNgOsAO
扉の前から街の中央へ向かって一直線に伸びる大通り。

その大通りの彼方からこちらを目指して、猛スピードでそれは駆けて来た。


以下略



27: ◆51UnYd7yHM[saga]
2013/05/15(水) 22:14:21.97 ID:TfqNgOsAO
四方八方から悲鳴と怒号が乱れ飛ぶ。

絵に描いたような大パニックである。

それでも尚、商会の男達は荷台をどかせようとはしない。
以下略



28: ◆51UnYd7yHM[saga]
2013/05/15(水) 22:15:12.50 ID:TfqNgOsAO
ジャイアンは右腕を大きく振りかぶった。

硬く握り締めた拳で鼻を狙う。

鼻血を噴きやがれ。
以下略



29: ◆51UnYd7yHM[saga]
2013/05/15(水) 22:15:41.11 ID:TfqNgOsAO
まだ突進の勢いが止まぬ巨人は、頬を地面に擦り付けたまま砂埃を上げてこちらへと滑ってくる。

そして、ジャイアン達の手前10メートルほどの場所で停止した。


以下略



30: ◆51UnYd7yHM[saga]
2013/05/15(水) 22:16:10.82 ID:TfqNgOsAO
両手に構えた剣と、フランツやハンナとまったく同じ服装をしている事から彼女もまた兵士なのだろうと推測される。



女兵士「!?」
以下略



31: ◆51UnYd7yHM[saga]
2013/05/15(水) 22:16:47.00 ID:TfqNgOsAO
ゆっくりと、一歩ずつ近付いてくる。

自然と皆の視線は女兵士に集まる。

この圧倒的な強者と圧倒的な権力者の戦いを見守るべく。
以下略



32: ◆51UnYd7yHM[saga]
2013/05/15(水) 22:17:16.18 ID:TfqNgOsAO
最悪、この女兵士が言いくるめられたりしようものなら、今度こそ自分の手でブッ飛ばしてやろう。

そう決意し、再び右拳を力強く握る。

攻撃の準備は整った。
以下略



33: ◆51UnYd7yHM[saga]
2013/05/15(水) 22:17:44.94 ID:TfqNgOsAO
商会長「・・・・・・!! やってみろ!! 俺はこの街の商会のボスだぞ!?」

商会長「お前の雇い主とも長い付き合いだ!! 下っ端の進退なんざ・・・冗談で決めるぞ!?」


以下略



34: ◆51UnYd7yHM[saga]
2013/05/15(水) 22:20:26.57 ID:TfqNgOsAO
それは即ち、商会長を殺して道を開けさせると言った先程の言葉が脅しでも何でもなく、本気で彼を殺すつもりだった事を、そしてその選択に塵ほどの躊躇いも覚えていなかった事を意味する。

もはや彼女にとって彼は数秒後に死体となる事が確定していた。

だから彼の反論の意味が理解できなかったのだ。
以下略



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