過去ログ - 生徒会長「……男君」    男「かしこまりー」
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48: ◆U5RjLhlixE[saga]
2013/05/16(木) 22:33:20.14 ID:1uOHTV/Lo

女先輩「それがずるずると続いて、現在も生徒会役員は会長ちゃん一人、か。よくよく考えればあり得ない話だよね。……やめようとは思わなかったのかい?」

生徒会長「……負い目があったから」

女先輩「負い目?」

生徒会長「……私がしたことは正しかったのか。他の役員達を退学に追い込んでまで、する必要があったのかって。――――だから、他の人をやめさせた私だけは、やめるわけにはいかないと思ったの」

女先輩「…………」

生徒会長「あの時の私は何に対してでも必死だった。…………お母さんが死んでしまったことから立ち直れてなくて、がむしゃらに何かをしていなければ、立ち止まってしまうと思っていたから」

女先輩「……慰めの言葉は、受け取ってくれないんだろうね。君は賢いから」

生徒会長「…………」

女先輩「――――でも、それでも私は言うよ。会長ちゃん、君は正しかった。私は君の行いを全力で支持するよ」

生徒会長「……ありがとう、女ちゃん」

女先輩「いいさ。…………生徒会を一人で動かす。普通なら無理なことを君はできた。できてしまったからこそ、仕事は増えていったというわけだ」

生徒会長「うん。どんどん仕事は舞い込んできて、私はなりふり構わずに仕事へ向かっていった。そして多分それは、限界を迎えようとしていた……そんな時だった、男君が始めて生徒会室の扉を開いたのは」



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