過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
1- 20
116:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/06/12(水) 14:31:23.61 ID:wL7Xv+UE0
>>115

「ちょっと聞きたい事がある」
「何?」
「ああ、知っての通りの事情で、
ネットで世界情勢を色々調べてる。表も裏もだ」
「それで?」
「ネセサリウスと一戦交える、って言ったらどう言う事になる?」

スザザザアッと、千雨が気付いた時には美空は視界の果ての点と化していた。
はあっと嘆息して左手で顔を押さえた千雨がくいくい手招きする。

「非常にヤバイって事は理解した。
取り敢えずあれがどういう組織なのか分かるだけ知っておきたい」
「取り敢えず、あそこと戦争は洒落にならないから。
こっちの魔術の世界の中でも半端なく強いし」

それは、千雨が見た片鱗からでも伺えると言うものだ。

「うーん、どういうって言うと、あそこは基本、来る者は拒まずの実力主義だからね。
技術があれば、基本的な約束事さえ守っていれば余り宗教にはうるさくないって言うか。
あくまでイギリス清教のために邪魔になる魔術を狩る、
イギリス清教の利益の中でそれが出来るなら何教でも構わない、ぶっちゃけそんな感じで」
「女狐」

千雨がぼそっと言った。

「そこまで掴んでる?」
「ネットで拾っただけだ」

そういう千雨に、美空は小さく首を横に振る。

「私も詳しい事は知らないけど、そこまで分かってるなら迂闊に触らない方がいいね。
ネセサリウスの女狐は業界でも知られてるから」
「なるほどなぁ」

「ネセサリウスは魔術の世界でも裏の作業だから私も直接知ってる事は少ないけど、
そういう連中だから腕だから確かって事で、
まあー、まず喧嘩はしない方がいいね。

それ自殺志願者だから、いや、元が魔女狩り軍団だから楽に死なせてくれないし。
正確には分かりかねるけど、ネギ先生ならとにかく、
そっちのパーティーでも中堅所ぐらいだとかなり厳しい事になると見ていいね」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
979Res/1016.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice