過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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:
ちさめンデュ
◆nkKJ/9pPTs
[saga]
2013/06/14(金) 04:19:40.61 ID:XIFu9C330
>>120
× ×
そこは、丸で巨大な図書館だった。
麻帆良学園には図書館島と言う桁違いの大規模図書館が存在するが、
この、しんと静まった図書館も、
長谷川千雨が「図書館」として立ち入った限りでは引けを取る様には見えない。
その長谷川千雨の格好は、図書館の利用者と言うには相当奇矯な、
アニメキャラクタービブリオン・ルーランルージュをそのまま模した姿をしている。
かくして、長谷川千雨は、その奇矯な姿で途方もなく巨大な書庫の中を、
案内板や冊子状の蔵書リストを一つ一つ確認して四苦八苦していた。
今日び、市立図書館に行っても蔵書案内ぐらい機械的な検索、ネットワークで行う事が出来る。
ここでもやろうと思えば出来るのだが、
今の千雨の立場でそれをやればそのままの意味で身の危険がある。
只でさえ、小型UFOやら虫型、タコ型の小型ロボットやらが
サーチライトを光らせて辺りを巡回している。
千雨はそれをかいくぐり、必要な資料を探し出し、手作業でコピーを取る。
察知の危険がある検索や一斉コピーの機能は迂闊に使えない。
この膨大な書庫の中での手作業は気が遠くなりそうだ。
「ちう様、ちう様っ!?」
「ん?」
そんな千雨の元に、警戒に出していた電子精霊達が泡を食って戻って来る。
「!?なんだあっ!?」
危険な行為であるがすーっと空中に浮遊した千雨が、そこから見える光景に絶叫する。
遠くからこちらに向けて、林立する本棚が猛スピードで花びらに化けて次々と粉砕していた。
一端着地した千雨が、バッとジャンプする。
地面から赤い花の咲いた蔓がしゅるしゅると千雨を追う様に伸びてくる。
「ちう様あっ!」
「ちいっ!」
電子精霊た゛いこが蔓に捕獲される。千雨がミニステッキからの電撃でその蔓を焼き切る。
空中を浮遊する千雨に向けて、蔓が下から次々と伸びてくる。
千雨は電撃を帯びたステッキで懸命に其れを振り払う。
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