過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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124:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/06/14(金) 04:34:49.48 ID:XIFu9C330
>>123

「馬鹿みたいに高度な暗号化技術が使われています。
しかも、一つ一つのデータに対してです。

これを解析して元の状態手に復元出来るとしても、最低でもスパコン使い放題で
十字教の神の子が生まれてから今までの時間を何度か繰り返すレベルの時間が…」

「あー、分かった、悪かったな」
「いえ、こちらこそ力不足で」

ああなったらむしろ大丈夫だろうと言う事で
一応、あの本棚の跡地からかき集めて来た
「花びら」のデータ解析を依頼した結果がこれだった。
暗号と言っても麻帆良学園、葉加瀬聡美の手腕をもってすれば大概のものは何とかなる。
やはり科学の学園都市の技術は桁が違っていた。

 ×     ×

ホテルの部屋では、千雨の「帰還」を受けた打ち合わせで再開される。
面子は、千雨が何となくリーダーで長瀬楓、犬上小太郎、村上夏美、
それに、朝倉和美と相坂さよが加わっていた。

なぜ朝倉和美と、現状では人形に封じられて交信している
幽霊生徒相坂さよがここにいるのかと言えば、
要は不審な行動を和美に気取られたからであり、
無理に隠すよりは情報戦の凄腕である和美を引き込んだ方が話が早いと言う判断でもあった。

「科学の学園都市で行動出来る様に葉加瀬には色々やってもらったけど、
それでもバンクへのアクセスが出来る程じゃないからな。
無い物ねだりをすれば、せめて基本情報だけでも閲覧したい状況なんだが」

千雨が、PDAを覗きながらバリッと頭を掻く。

「やっぱり、ここの、科学の学園都市の人間じゃないと無理?」
「まあ、そういう事だな。それも、当然個人情報、
それも能力開発とやらに直結してるからここの人間なら誰でもって訳でもない」

和美の問いに、千雨が応じる。


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