過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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153:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/06/21(金) 03:00:10.86 ID:YCtx6nCn0
それでは今回の投下、入ります。

>>151

 ×     ×

「ジャッジメントですの、少々お話しを伺いたいのですが」

話しかけてきた相手を、朝倉和美は把握していた。
白井黒子、かつて、ジャッジメント懐柔作戦の標的としてマークしていた相手だ。
黒子は車椅子に乗っており、その車椅子を別の少女が押している。

車椅子を押す少女も又、ジャッジメントの腕章を着用している、
頭の花飾りがやたら個性的な女の子だ。
そして、この二人の背後にさり気なく配置しているもう二人も、
黒子の仲間と見て間違いない。和美はそう踏んだ。

「!?」
「白井さんっ!?」

近くの無人のテーブル席で、椅子が僅かに床から浮いてそのまま落下した。
その音に気を取られた一瞬、手が離れた車椅子が後方に暴走し、
花飾りの少女初春飾利が叫び声を上げた。

「このっ!」
「避けて下さいっ!」
「わっ!」

初春が車椅子に気を取られた隙に和美が入口に走り出す。
その背後で、それを見た御坂美琴が怒気も露わに立ち上がっていた。
さよの警告を聞き、和美が斜め前方にスライディングする。
その近くを電撃が走り抜けた。

「わあっ!?」
「ジャッジメントですのっ!」

どがしゃーんと音を立て、車椅子が和美が逃げ込んだ側のテーブルに着地した。

(テ、テレポートだねどう見ても)

ごろごろ床を転がりながら和美は現実を把握する。


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