過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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:
ちさめンデュ
◆nkKJ/9pPTs
[saga]
2013/07/08(月) 04:38:10.46 ID:VXsFjgbe0
>>276
× ×
ショッピングモールの吹き抜けホール。
そこに設営された特設ステージ周辺で、
ネギ・スプリングフィールドは聞き入っていた。
可愛らしいマスコット・ガールズを従えた歌姫、鳴護アリサ。
歳は普段教師としてネギと縁のある女生徒達よりやや年上らしいが、
ステージ上の彼女は実に活き活きとしていた。
そんなアリサの歌は、歳の割りには色々と経験値の高過ぎるネギでも
そうそう体験できない程に素晴らしい。
素晴らし過ぎるからこそ、ネギは熱狂の中ですっ、と、目を細める。
それは、心に響く感触だった。
歌が心に響く。物の例えではなく、本当に響いている様な感触。
魔法使いだからこそ怪しむ。だが、魔術の気配はしない。
例え科学的なものだったとしても、直接的な干渉術であればネギ程の魔法使いが気付かぬものではない。
だとすると、結論は、本当にそんな感覚を覚える程に素晴らしい歌だと言う事。
改めて思う、素晴らし過ぎる。
この鳴護アリサを手に入れたのがレディリー=タンクルロードなのだとしたら、
そこに何かの意図があるのか、そこまで疑いたくなる。
(…あれは…)
ふと、一般観客スペースを見たネギが見知った顔に気を止める。
次の瞬間、彼の歴戦の勘が鋭く働いた。
(この震動?…)
「!?」
地響きに先んじて、ネギはバランスを取っていた。
「ああっ!」
ネギが、とっさに一般観客スペースの吹寄制理に向けて一筋の風を放つ。
風は、吹寄にぶつかるとそのまま彼女を取り巻き、落下して来た破片を弾き飛ばした。
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