過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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322:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/07/17(水) 04:26:15.27 ID:bV7S5sT00
>>321有り難うございます。
では続き

>>320

「いただきます」
「美味しい?」
「はい」

テーブルを挟み愛衣の対面の椅子に掛けてにこにこしている美琴に愛衣は応じる。
状況的に至ってポピュラーな選択と言えたが、
美琴のいれてくれたココアは美味しく、有り難かった。

「でもさぁ、佐倉さん」
「はい」
「何で又あんな事になってた訳?」
「分かりません。あの三人に絡まれてああ言う事になったとしか」

あの場面で打算無しに助けてくれた気のいい、崇高なと言ってもいい相手に胸が痛むが、
元々、魔法使いの仕事は嘘が多い仕事、その辺の割り切り、
時間があれば話を作っておく事は仕事柄弁えている。

「佐倉さんを助けてたあの男の子、知り合い?」
「いえ」
「そう、私は知ってるんだけど」
「お知り合いなんですか?」

入浴中に覚悟は決めておいた、相手は科学の学園都市でもあれだけの能力の持ち主。
勝手に巻き込むのは政治的レベルでも問題がありすぎると。
だから、今もポーカーフェイスは貫いている筈だ。

「うん、ちょっとね。あの三人も能力にしてはちょっと変だったし、
多分別系統の能力なんだと思うんだけど」

愛衣の背中にじっとりと汗が伝う。別系統の能力、それは魔法に違いない。
ここまで短時間見ていても、かなり頭の回転が速い少女だ。
助けてもらって悪いが徹底的に交わすしかない。後で小太郎に要確認だ。

「それで、佐倉さんってどこの学校?レベルは?
発火能力でもいい線いってたみたいだけど」
「まだ決まっていません」
「え?」


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