過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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365:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/07/26(金) 15:03:02.98 ID:JqCHEx3/0
感想どうもです。
それでは今回の投下、入ります。

>>358

 ×     ×

「やれやれ。
ぶちのめされるぐらいなら、たまにはいい薬かとも思ったんだけどね」

それは、どこか気取った気怠い口調だった。

「さすがにこの様となると、僕、引いては組織の沽券にも関わって来る」

一部において女性観に関するある種の方向性に関する風聞の側聞される
ステイル=マグヌス氏の名誉のためにも敢えて正確を期した記述を行うと、
ステイル=マグヌス氏は、頭の回りにヒヨコを回転させながら揃って伸びている
ジェーン、マリーベート、メアリエを一秒一秒3.5秒一瞥しながら、
わざとらしくばりっと頭を掻いて顔を上げる。
ネギに向けられた眼差しは決して笑ってはいなかった。

(…掌のカード、火のルーン魔術、
自分を焼かずに使えるのなら推定三千度レベルの術式…)
「Fortis931いいいいいっ!!」

丁度、>がまともに突っ込んできた、と言うのがぴったりのイメージだった。
ネギを包んだ風の防壁がステイルの両手からぶわっと噴き出した炎剣を突き破り、
そのネギの肘がステイル=マグヌスの水月を直撃する。

「ラス・テル マ・スキル マギステル………」

ステイルから距離をとったネギは、杖を振り上げて本格的に呪文を唱える。
二人の周囲が暴風に包まれ、風に巻き上げられたその上空が爆発炎上する。

「風楯っ!」

改めて、体をくの字に折ったままのステイルに駆け寄ったネギが、
杖を上に掲げて呪文を唱える。
上空から落下して来た、拳を振り翳した巨大な炎の巨人が
ネギの展開した防壁にぶち当たり、砕け散る。


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