過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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42:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/05/23(木) 22:41:47.94 ID:KEsJEL6Z0
>>41

「なんだよっ!?」

叫んだのは上条当麻だった。
目の前に突如登場した最新キャストは、一見するとこちらの新規の二人同様御坂ぐらいの歳か、
後ろ髪を巻きツインテールに束ねた、年相応に可愛らしいと言える女の子だったが、
問題は余り普段着とは言い難いゴシック系の黒い衣装にトドメは手にした箒。
この状況でそんな姿の佐倉愛衣に敵意を持つなと言う方が無理がある。

「ここは危険ですっ!急いで…」
「だから…」

石段から池の方を向き、後ろを向きながら告げる佐倉愛衣と苛立ちを露わにしている上条当麻は
明らかに噛み合っていない。
その間に、長谷川千雨と村上夏美は目配せを交わしていた。

「なっ!?」
「近くの人と手を繋いで下さいっ!」

夏美と千雨が直接実行に移した事もあって、どうにかチェーンが繋がる。

「…村上さん、早く一般人を隠して下さいっ!」
「隠れてない?」
「ですからっ」
「やっぱり、なんか上手く発動しないっ!」
「はあっ!?」

愛衣と夏美が焦った口調でしまいに怒鳴り合う内に、夏美の腕がガクンと重くなる。

「存在感をあいさよりも小さくしてそこにいる事を分からなくする術式なんだよ、
術者と繋がってる人に効果が発生するんだよっ!」

夏美がそちらを見ると、シスターが夏美の腕に縋り付いていた。

「…俺達を守ってくれるって事でいいんだなっ!?」
「はいっ!」
「分かったっ!そのまま続けてくれっ」
「分かりました」


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