過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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475:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/08/13(火) 04:51:46.66 ID:iyPqKpu70
>>474

「錬成肉体による位相移動活動テストも兼ねていた訳だけど、成果は上々と言った所だね。
まず、彼女を喪った時点でプランはそのまま空中分解する。
それから、今、彼のメンタルに破局的な打撃を与えるのも又しかり。
もっとも、その程度の事を防ぐ事が出来ずに挫折するのであればそれはそれまで、
一時休戦に応じて時を逸した僕の眼鏡違いと言うだけで誰の責任でもない」

神裂が息を呑み、鞘に納めた刀の柄を握る。

「それでも契約した身だ。契約した上は、雇われ人としての信義を果たさなければならない。
それに、その役割を果たす事で僕は学習しなければならない。
深夜徘徊の不良生徒の捕導、そして保護も又その役割の一つだからね」

満身創痍の不良生徒共の頬に僅かに浮かんだのは、喜色だった。

「言わんとする事は、割とシンプルだ。

僕の生徒に手を出すな


死の淵まで覗いた今、明日菜達の心に安堵が生まれたのは当然だった。
この職務熱心な副担任、敵に回したらどれ程恐ろしい相手であるか、
その事は彼女達が誰よりも骨身に染みて理解している。

「と言う訳で、深夜徘徊の上での破壊活動に関する後程の指導については覚悟しておく様に」

骨身に染みて理解している。

「僕としても慣れない事をしているから色々分からない事もあるのだけど、
取り敢えず、僕の立場におけるこのオバサンに対する通告は
こんなもので良かったのかな?」

天を仰いだ神裂のメロンと化した頭部からは、
二本三本プシューッと細い赤い噴水が噴出していた。

今回はここまでです。続きは折を見て。


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