過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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52:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/05/27(月) 02:02:27.38 ID:1xJ7PkC00
>>51

 ×     ×


「!?」

一瞬、石段を上がって立ち尽くし悲鳴を上げたアリサに目を向けた愛衣は、
視線を戻し、目撃した。奇蹟を。

横棒の形で上条の上に降り注ごうとしていた石の柱が
空中でバカンと真っ二つにへし折れて上条の左右の地面に突き刺さる様に落下した。
そして、ステイルはあからさまに嫌な顔で舌打ちをしていた。

そのステイルが振り向き様に炎剣を振るい、迫っていた触手の束を払いのける。
振り返ったステイルと高音が対峙する。
その間に、解放されたマリーベイトとメアリエが入って四角形となり、
高音の隣にナツメグがついた。

その側に、ジェーンと長瀬楓がスターンと着地した。
涼しい顔の楓の前で、ジェーンは両膝を手で押さえて荒い息を吐く。

「Stale Are you…」
「日本語で結構、君のアメリカ英語とまともな日本語ならね。
もっとも、答えるつもりもないが」

問いかける愛衣に、ステイルはすげなく応ずる。

「この科学の学園都市で魔術のもめ事を起こしておいて、それで通るとでも?」

高音が続いた。

「このタイミングでと言う事は、そちらの狙いも同じと言う事か」
「質問で返さないで下さい」
「だから答えるつもりもない。彼女の事はこちらで扱う、退いてもらおう」

「たまに勘違いしている人がいる様ですが、
魔法協会が十字教の下についたと言う事実は存在しない」
「魔法使いが僕らを妨げると?」
「押し通りますか?」
「ちょっと待てえっ!!」

ズンズン盛り上がるステイルと高音の会話に怒声が割って入った。


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