過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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689:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/11(水) 14:32:37.97 ID:ZTvlwUK60
>>688

「………ああああああああーーーーーーーーーっっっっっ!!!…………」

同じ様に、一人で椅子に掛け、安堵して天を仰いでいた千雨が背筋を伸ばして絶叫した。
そして、ノーパソに変異したアーティファクトを操作する。

「正解、です」

夕映が苦り切った顔で言った。
画面に映し出されているのは、エンデュミオン完成記念コンサートの公式HPだった。

「鳴護アリサ自身、謎のエネルギーの持ち主です。
魔術であるのかすら判然としませんが、その力は聖人にも匹敵すると聞きます。
ハレの祭り、それは本来神に捧げる神事。それを、星々のただ中の祭壇で行う。
日本に於いても、祭りの夜には
祭壇の儀式や御神域全体から放出される男女の交合によるエクスタシーを神仏に捧げていました。

聖人の魔術にも匹敵するとされる奇蹟の歌、それを核として、
ステージ一杯の大観衆の規模で擬似的なエクスタシーが集約されるならば、
機械的に言えば間違わずに配線する技術があれば
この馬鹿げた規模の術式ですら十分に起爆する事が可能です」

「何よ、それ…」

夕映の説明を聞いた夏美の声は、震えていた。

「なんで、そんな事するんだ?そんな馬鹿げた事?」

千雨が、喉から乾いた笑いを漏らしながら言った。

「えーと、日本を中心にアジア全滅とか言ったよな?意味分んねぇぞ。
あれか?死の商人?株式か復興財源かイカレた金儲けの当てでもあるのか?
それともイカレた自殺志願者かイカレた時代遅れの世紀末予言者か?」

「まあ、まともでないのは確かでしょうが…
犯人の見当は付いていますし、勿体ぶってる暇もありません。
私の見立てた犯人はレディリー・タングルロードです」

「確か、その名前…」
「オービット・ポータル社の代表です」
「ああ、例の天才ゴスロリ美少女社長、確かにイカレてる」


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