過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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:
ちさめンデュ
◆nkKJ/9pPTs
[saga]
2013/09/12(木) 14:54:47.50 ID:CaoPRZ2o0
>>696
「純粋な魔術の分析、向こうが得ている情報の量。
我々とどちらの精度が上か、決して荒唐無稽な数字ではありません。
とにかく、今は私が動きます」
葉加瀬が、眼鏡をくいっと上げて言った。
「大至急レポートにまとめて、私の研究結果として魔法人脈に提出します。
事が事です、協会も本格的に動き出す筈です」
「問題はそこです」
夕映が言う。
「問題はそこ、既にネセサリウスが先んじて組織として把握して動いていると言う事です。
そこに、横から魔法協会が割って入るとなると、主導権争いになりかねない。
先例から言って、魔術勢力、特に十字教とそれ以外で合同作戦、
しかも、通常であれば魔術サイドの立入が禁止されている科学の学園都市でそれをやろうとしたら、
協議しようとすれば会議は踊り無断で現場に突入したら先に進む前に足を引っ張って殴り合いです」
「んな暇ねぇだろっ!!コンサートいつだと思ってんだよっ!?」
千雨が立ち上がり、テーブルをばあんと叩いて激昂した。
「その通りです」
夕映が、ぎゅっと前を見て言った。
「正義の反対側は別の正義です。
事、魔術師は頑固なもの、それが効率的だと思っているからこそ自分達のやり方を容易に譲らない。
組織と言うのは、特に別の組織と関わると時に非常に面倒なものなのです」
(くそっ!)
組織的な魔法の警備現場を知っている夕映に言われると、千雨も座り直すしかない。
「美しいですね」
葉加瀬聡美の場違いな言葉に、一同ぽかんとする。
「本来、宇宙エレベーターは赤道直下に造るものです。
それを、数多の困難を乗り越えてあの場所に完成させた。さすがは科学の学園都市です。
それだけの困難を乗り越え、完成されたその姿は正に空に駆け上る天橋立。
とても、美しい」
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