過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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737:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/16(月) 13:57:56.74 ID:UDSlCDwc0
>>736

それは、手ぶらであれば、そのまま道を歩いていれば只の通行人にしか見えない集団。
老若男女、服装もバラバラ、得物も一般的に見るなら物騒だが
統一感のある軍団と言ったものには見えない。
それぞれがめいめいの剣やら槍やらを手にして月詠を囲んでいる。

(………の、様でいて、意味は無いではない………)

じりっ、じりっと包囲を横目に月詠は使い手の目で見定める。
ゆらゆらと動く包囲から何度か攻撃が仕掛けられ、月詠がそれを凌いで反撃する。
その度に、ゆらゆらとした包囲からするりと交わされる。

「………一人一人は木偶。厄介なのは陣構え………
神道でもあり仏教でもあり、陰陽もあり、根っこは十字教でそれでいて土着の八百万…
ごちゃごちゃややこしいわ………」

 ×     ×

「常盤台の女子寮、ですか」

土御門舞夏を追跡していた刹那が物陰で呟く。

「御坂美琴さんがいるのが常盤台って千雨さんの資料にもありました」

その近くでのどかが言う。

「来るかなぁ」
「病院を探すのも手間ですし、このルートで接触を待つのが手堅いかと」

木乃香と言葉を交わしていた刹那が、立てた人差し指を唇に当てた。
アロハに金髪、グラサン、一目でそれと分かるその男、
土御門元春が確かにその近くの路上に姿を現した。
三人が動き出す前に、土御門は携帯を取り出す。


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