過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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74:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/06/04(火) 23:18:14.17 ID:89UCXMHa0
>>73

「ああ」

ひょいと小太郎がそちらに声を掛ける。

「動きやすそうやなぁ」

小太郎にそう言われて、しかも、ぴこぴこした子馬の尻尾をひょいと指ですくわれたりして、
顔が見えないぐらい深々と頭を下げる愛衣を、
側で夏美がむーっと見守っている。

千雨が、自分が呼び出した面々を見てみると、
高音はジャージ姿、夏目萌は体操着の白いTシャツにショートパンツと、
人と会うには些かラフな格好をしている。

そんな格好で動くラインがやけにやわやわたゆたゆしている辺り、
気楽な女子校暮らしを鑑みるにもしかしたら帰宅して寛いでいる所を無理に呼び出してしまったかと
千雨もちょっと悪い気がしないでもない。

「一体何がどうなってあの様な事になったか、ご説明いただけますね?」

高音の真面目な口調に、千雨も真面目に大凡の経緯を説明する。

「それで、高音さんは?麻帆良の学園警備が
それこそどうして魔法使い御法度の科学の学園都市に?」
「正直に言います、よく分かりません」
「はあ?」

「上からの指示です。つい最近、鳴護アリサを調査する様に指示が出ました。
調査の上、緊急時の保護の判断は任せると言う非常に曖昧な内容です。
上もハッキリとは把握していない様です」
「何だそりゃ?」

高音の曖昧な返答に、千雨がバリッと頭を掻く。

「確かに、鳴護アリサの周辺に魔術師の影が伺えましたので、我々も警戒していました。
元々科学の学園都市での魔術の行動は魔術サイドの協定でも禁止されていますから」

愛衣が付け加えた。


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