過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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747:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/17(火) 13:32:17.75 ID:++6tDXDL0
>>746

「逃げろっ!絹旗あっ!」
「超了解っ!」

腕を広げた絹旗が楯となる形で、絹旗をしんがりにアイテム一同がドアへと走る。
振り返った男の顔は、ギャグ描写ではなく、
メロンの様に血管が浮き上がり表現し難い色に染まっていた。

「アーヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwwwwww……………」

白衣の男の高笑いを聞きながら、アイテムの面々は廊下に駆け出しドアを閉めた。

「おいっ、血とか被ってないだろうな」
「結局、大丈夫って訳よ」
「だいじょうぶ…」
「超大丈夫です。衣服には届きませんでした」
「バイオハザードかぁ?冗談じゃねぇぞ…」

その時、ドアが何かごっ、ごっと音を立てた。

「生きてる?」

滝壺が呟く。

「おいっ、生きてるのかっ?」

麦野が尋ねるが返答は無い。
その内、音はガン!ドン!と明らかに破壊的なものに変化する。
一同がドアから距離を取った。
ドガン!と、ドアそのものが吹き飛んで廊下に倒れ込んだ。

「な、何?」

フレンダが目を丸くして声を漏らす。
部屋から廊下に、ずりっ、ずりっ、と、異様なものが這い出てきた。
そして、隙間から見える部屋の中には、白衣がちらっと映っている。
白衣に包まれているのは真っ赤な肉塊に等しいものだった。


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