過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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750:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/17(火) 13:48:04.38 ID:++6tDXDL0
>>749

 ×     ×

第七学区常盤台女子寮前に二台のワゴン車が急停車する。
その中から、突撃銃を手にした黒ずくめの軍団がドドドドッと飛び出して玄関に突入する。
独裁者の首の一つや二つ通常業務の範囲内であるそのバックアップ部隊が玄関から突入し、
玄関から反対車線側の建物の壁に叩き付けられる勢いで退場するまで一分と掛からなかった。

「あー、満足したかにゃー?
そもそも、ホワイトハウスでも制圧出来るって常盤台を正攻法とか正気か?」
「まあ、潜入部隊が失敗した時点でこういう結論に達するわね、このプランだと」

「それが分かってるなら無駄な足掻きはその辺にしとけ。
ここに狙いを付けたって時点で、先に進めば進むほど、
テメェの死に様の愉快さ加減がアップして行くってもんだぜ」

「ふっ、ふふ」
「ん?」
「ふ、はは、ふはは、アハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
「!?」

路地裏で、刹那が鋭い目つきで女子寮を見上げた。

「お嬢様はここに、宮崎さん、引き続き土御門のウォッチを」
「分かった」
「分かりました」

 ×     ×

第七学区常盤台女子寮内。
迷い込んだ小蝿も追い払って朝食会も無事終了し、
すっと横目を走らせた食蜂操祈は、その視界に一人の女子生徒を捕らえていた。
その女子生徒は、制服姿で携帯電話を使うと、そのまま廊下に向けて歩き出す。

「女王」
「付いて来なくていいわぁ」

取り巻きを手で制した食蜂は、歓談を抜けて先ほどの女子生徒の後を追う。


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