過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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756:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/18(水) 03:21:07.44 ID:2BrjpCg60
>>755

 ×     ×

第七学区、常盤台中学学生寮廊下。
一度は桜咲刹那の一撃で背中を壁に叩き付けられるまでに吹っ飛ばされた女子生徒達が、
制服の上着を脱ぎ捨て、ブラウスの前ボタンを下着ごと引き千切って、
ブラウスの胸元から右腕を出してうようよと立ち上がろうとしている。
立ち上がり、左手に握っていたお手頃サイズの槍を右手でもしっかと握る。

「…アマゾンの戦士…」
「え?」

呟いた食蜂に美琴が聞き返す。

「何て言うか、あの娘達の頭の中に流れるコード名か何か、
確かに、そう見えない事もない」

めいめいゆるゆると構えをとった十人余りの槍持ち女子生徒を前に、
刹那は野太刀夕凪を正眼に構える。

「な、何?」
「剣気ねぇ」

膠着した状態を見て御坂美琴が呟き、食蜂操祈が応じた。

「今、あの大きな刀を構えてる全身からは、虎でも尻尾を巻いて逃げ出す程の剣気が放たれてるわぁ。
もっとも、あの娘達の精神状態から見て、一時の牽制にしかならないと思うけど」
「どうなってるのよ、ちょっと、あんた達っ、
いい加減そんな物騒なもの置いて、本気で怒るわよっ!」
「説得は無理ねぇ」
「これは、憑き物…」

刹那が呟く。

「私もそう思うわぁ」

退魔師である桜咲刹那と科学の学園都市第五位食蜂操祈の意見が一致した。


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