過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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789:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/24(火) 15:01:53.97 ID:A2aazpEp0
>>788

「やりよったのよな…」

ギリッと歯がみして建宮が呻く。
恐らく最後は勘の領域だった筈だが、
それでも、月詠は天草式が仕掛けた必殺の術式の特徴と対処法をその瞬間に解読し、不完全でも実行した。
それも、危険を承知で形振り構わず思い切りよく優先順位を決定して。
その頭の冴えと度胸、何より可能とする技量はやはり並ではない。

「ざーんてぇーつせぇぇーんっ!!!」
「ちいっ!!」
「あははあああああああっっっっっ!!!」
「くっ!」

空から放った気で幾人もの天草式を打ち倒す月詠。
その月詠の着地と共に、五和が辛うじて槍でその刃を受ける。

「ざーんがぁーんけぇーんっっっ!!!」

そのまま、五和も激しい爆発に吹き飛ばされる。
元々、ここまでの闘いで五和も、他の面々もまともに戦闘が出来る体力など残されてはいない。
そして、それは…

「あぁーっはははあぁぁーっ!!!」
「くおっ!!」

突っ込んで来た月詠の斬撃を建宮が受け太刀する。

「ひどい、有様なのよな」

爆発コントの鬼女と化した月詠に建宮が言う。
元がふわふわに真っ白な甘ロリだったその滑稽さが背筋が凍る程に凄惨だ。

「ご心配なくぅ」

月詠が、にっこり微笑んだ。


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