過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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805:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/26(木) 15:22:11.85 ID:ry1F75cU0
>>804

「ふんっ…う、えええっ!!!」
「げっ、げほっ!!」
「これは、毒かも知れませんっ」
「とにかく、いらんねぇぞっ!!」

強烈な異臭と刺激の籠もる煙をまき散らしながらヒュドラAは炎上し、
そこにいた面々がたまらず廊下から逃走する。

「ひゃああああっ!!!」
「フレンダッ!!」

ドンドンドーンと背後の煙の中で爆発音と獣の絶叫が響き、
その中からフレンダが懸命に駆け出して来る。

 ×     ×

ヒュドラから逃走した面々は、広い作業場の様な場所でようやく人心地ついた。

「あのヒュドラは…」
「結局、ビルだって飴細工になっちゃう量の焼夷ロケット弾の直撃って訳よ」
「ああー、神話通りなら一匹はこれで終わりの筈なんだがな、
もう一匹増えちまってるからなぁ」

刹那の呟きにフレンダと麦野が言う。

「来た…」

滝壺が呟き、絹旗が滝壺の前に立つ。
果たして、廊下の方からヒュドラBが煙を上げながらざざざざっと高速で這い進んできた。

「来たあっ!!」

フレンダが悲鳴を上げ、ロケット弾を飛ばしながら這々の体で逃走する。

「首飛ばして焼き潰すには火力が足りねぇ」

炎上しながらのたうち回っているヒュドラを見て麦野が言う。


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