過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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81:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/06/04(火) 23:43:06.05 ID:89UCXMHa0
>>80

 ×     ×

後に、佐天涙子は語る。
とある高校男子寮を徘徊する落ち武者の都市伝説を。
その都市伝説が発祥した夜、微かな目撃証言の原形となった男子寮住人が、
現在の自宅である男子寮居室へと落ち延びる事に成功していた。

「……ただ……今……」
「お帰りなんだよ、とうま!」
「……ああ……今……帰……った……」

「あのスリムブロンドは操影術者、
魔術で実体化した影を操る術式の、それも若手ではかなり高位の術者だね。
影の鎧は、そうやって作られた影の防護具を身に着ける術式なんだよ。
一度に複数用意して、チームメイトも一緒に防護する事も出来るんだよ。

影の鎧は、通常であれば三倍、素肌に直接装着する事で七倍の防御力を発揮するんだよ。
だから、高い防御力を求める時は、影を魔力で実体化させた鎧だけを身に着ける事で、
魔術的に表裏一体とされている影と本体の肉体、
それだけを不純物無く交わらせて最大の効果を得るんだよ。

影はあくまで本体に従うもの、だから、術者の術が解けた時には、
その影の術は発生していたものが全て解除されるんだよ。

ずぶ濡れでこんがりローストだけど、術者の影響を離れて
独立した物理現象として反射したものによる影響だね。
あのチームの実力を考えると、直接攻撃を受けたら
そのまま中まで黒こげハンバーグになってると思うから。

それに、打撃力をアップする影の触手が消えても、
パンチそのものが消える訳じゃないんだよ」キラーン

今回はここまでです。
続きは折を見て。


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