過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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852:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/10/05(土) 03:04:55.74 ID:/39ukUIQ0
>>851

「やっぱり、あんた達繋がってた」

刹那と愛衣が、間近でその声を聞く。

「色々聞きたい事はあるんだけど、取り敢えずこの状況ってなんなの?」

そう言われて刹那はようやく驚嘆する。
もう一押しの刺激があったとは言え、愛衣等は耐え切れずに胃液まで吐き出してしまった惨状。
そこいら中に噛み千切られた遺体が転がった血まみれの広場で、
拳銃を手にした集団に取り囲まれている。

確かに強いのは分かる。だが、身にまとう雰囲気は明らかに表の人間のそれ。
にも関わらず、自分達と同い年ぐらいであり自分の経験値がかなり尋常ではない筈である、にも関わらず、
この状況に対してその声にはさ程の動揺が見えず確かに状況を把握しようとしている。

「この学園都市自体が非常に危険な事になっています。
対処したいのですが、見ての通りの事情でここから先に進めません」

愛衣が答える。

「どこから出たらいいか、分かる?」
「あの出入り口ですね」

刹那が答える。

「最後にもう一つ、ギリシャなんとかはあんた達の敵なの?」
「敵です」
「分かった」

愛衣の返答と共に、刹那が指した出入り口に青白い光が走った。
刹那と愛衣が光の後を追う。

白ずくめ達はそれを阻止せんと発砲したが、
刹那と愛衣自体の防御に加え、
次の一撃が、二人の両サイドを阻む壁の様に迸る。
刹那と愛衣が合流広場を脱出し、数人の白ずくめが後を追う。


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