過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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863:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/10/09(水) 13:49:41.27 ID:sEo8/f900
感想どうもです。
それでは今回の投下、入ります。

>>860

 ×     ×

エンデュミオン・シティの一角に集う面々。
中肉中背、ぱっつん横一直線に切りそろえられた飾り気のない前髪におかっぱがポイント高し。

そして、極めて重要度の高い情報を書き加えるならば、眼鏡。
クールと言うよりは地味に大人し生真面目なタイプの容貌をそのまま体現するキーアイテム。

惜しむらくは、それらの利点を最大限に活性化させる白衣と言う普段着が
今回だけはちょっと背伸び気味の秋物の上下に変わっていると言う事であるが、たまにはそれも良し。

かくの如くストライクゾーンど真ん中の紅一点を含む、
高校生ぐらい、或いはその上かも知れないどこかイモっぽくもキザたらしい眼鏡着用の一団。
その中から、割と短い髪型の男が、
実にキザたらしい所作ですいと前に進み出て口を開く。

「詳しい説明こそ無かったが、あの程度の奉仕活動で終わったと言う事こそ、
まだまだこの学園都市が我々の頭脳を必要としている証拠」

言いながら、酷薄な目を覗かせている眼鏡の真ん中を、中指の腹でくいと押した。

「つまり、我々の戦いはこれからだと言う事だ。
故に、本日は英気を養うと言う意味も兼ねて奇蹟の歌姫鳴護アリサ女神のコンサートを楽しみ、
しかる後、科学の粋を集めたその頂点で、あくまでも科学研究こそが………」

宣言してばあっと外側に広げた右腕のその付け根、つまり右肩ががしっと後ろから掴まれる。

「ひぃーっさしぶりだにゃーん♪」

今より後その場に五人あらば、一人は肩を掴まれたまま硬直し、
三人は腰を抜かしてカチカチと歯を鳴らし、
そして一人はその場にひれ伏し頭を抱えて祈りを捧げる。
その辺りを、腰を曲げたフレンダがうろうろ歩き回る。


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