過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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880:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/10/11(金) 04:24:36.58 ID:hmjXf31f0
>>879

「風楯っ!!」

そして、他の口から噴射される毒液を懸命に防御するが、
いよいよもって怪獣だ、こうなると動く事すら簡単ではない。

「いやいやいやいや、
これ又でっかく育ったもんだにゃー」

 ×     ×

「………消え、た?いや、まだ………」

美琴が電磁レーダーで索敵するが、どうやらまだ手駒を残しているらしい。
このトンネルに繋がる通路が幾つもあって、そこに蠢くダミーが引っ掛かって鬱陶しい。
どっちにしろ、超電磁砲と今の大量放電で少し体力を使い過ぎた。

次で決めないと、本当にまずい。
今横目に見える、ひくっ、ひくっと地面に横たわっている姿を自分の未来図にしないためにも。
そこで、ようやく美琴は携帯の着信に気付く。

「もしもし…初春さん?」
「今、地下にいるんですかっ?」
「うん、今…」
「すぐにそこを出て下さいっ!」
「え?だって、これからあいつら追い掛けて…」

「地下施設他十箇所前後で大きな爆発が発生しました。
状況からして事件と見るべきです」
「何ですって?」

「そこからは離れていますし、元々使用されていないので封鎖の対象からも外れていますが、
安全が保障出来ません。早く地上に上がって下さいっ!!」
「分かった」

電話を切った美琴が、一つ舌打ちをして駆け出す。

「御坂、さぁん」
「あー、立てる。出るわよ。ちょっとここヤバそうだから」
「ん、んーん、大丈夫よぉ、少し敏感力に痺れただけだからぁ」
「そう」

言いながら、美琴か注意深く周囲を伺う。


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