過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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894:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/10/15(火) 04:51:37.91 ID:nIYijye00
>>893

 ×     ×

「ウンディーネ、杯の象徴により万物から抽出されしものよ…」
「メイプル・ネイプル・アラモード…」

メアリエの呪文詠唱と共に、どっぱぁーんっ!と、大量の水柱が上がる。
それはあたかももう一体のヒュドラの如くヒュドラと絡み合い、
上から見るとヒュドラの首と首の間を大量の水柱が横切り押さえ付ける形になる。

「ジェーン!!」

メアリエの叫びに応じて、このエリアの壁に張り出したフロアでジェーンが扇子を振るう。
下水から浮上した大量の水槍がばばばばはっとヒュドラに突き刺さりヒュドラが咆哮する。
その時には、刹那は翼を広げてエリアの隅の法へと飛翔していた。

「契約に従い我に従え炎の覇王」
「アデアット!」
「…わぁ…」

ステイルの弟子三人が口と目を開いてそちらに見入る。
その前で、建御雷が見る見る巨大化する。

「来たれ浄化の炎燃え盛る大剣」
「(今は精々後一回、これで、決める)神鳴流奥義、百花繚乱っ!!!」

建御雷の一閃は、爆撃の如くこの地下エリアに響き渡った。

「く、っ…」

腕で目を塞ぎながら踏み止まっていたメアリエが、
ヒュドラの上部を中心とする爆煙の隙間に目をこらす。
その間に、愛衣は箒でふわりと刹那とは反対側の空中へと移動していた。


「!?」

その瞬間、メアリエの体がぐらりと揺れて尻餅を着いた。


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