過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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9:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/05/18(土) 01:20:09.13 ID:LTpOvEyL0
>>8

 ×     ×

「よう」
「いらっしゃい」

麻帆良大学工学部を後にした千雨は、夕食後に女子寮の665号室を訪れ、
住人である村上夏美と挨拶を交わしていた。

「よっ」
「ああ」

リビングで、つい先ほど顔を合わせていた小太郎とも挨拶を交わす。
本来この部屋は村上夏美、那波千鶴、雪広あやかが住人であり
小太郎が暫定的に居候している状態であるが、
最近、夏美以外の元々の住人、特にあやかの外出は頻繁なものだった。

「いらっしゃい」
「ああ」

にこっと微笑む那波千鶴に千雨が挨拶を返す。
ゆったりした部屋着の上からも、やはり圧倒的な胸のボリューム、
だけではない、年齢さしょ…とにかく緩やかでいながら圧倒的に大人びた何かがある。

「どうぞ」
「ああ、ありがとう」

途中で思考を強制的な切り替えた千雨が、ウーロン茶を用意した千鶴に頭を下げる。

「珍しいな、そっちから呼び出しって」
「それはお互い様やけどな」
「まあ、確かに。さっきの件か?」
「ああ」

小太郎の表情は真面目なものだった。

「ちぃと、まずいかも知れんな」
「と、言うと?」
「問題は、刹那の姉ちゃんが言うてた心当たり、や」

「知ってるのか?」
「多分な。千草の姉ちゃん所で小耳に挟んだ。
だとすると、逆の目に出るかも知れん」


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