過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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904:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/10/17(木) 15:16:01.07 ID:rcx6DQH80
>>903

「これはっ!?時空が歪んで…」

衣服が空中乱舞し賑やかな歌えや踊れやの最中、それに気付いてハッと振り返ったステイルに、
水流と突風と泥流と火炎放射と気の波動が叩き付けられる。

「…フコウダ…」

その瞬間、刹那の目がくわっと鋭く見開かれる。

「おおおおおぉぉぉーーーーーーーーーっっっっっ!!!」

刹那が、ずぼっと建御雷を引っこ抜いた。

「神鳴流奥義、斬魔剣っっっっっ!!!!!」

ぶおんっ!と、巨大な剣が振り回された。
次の瞬間、半透明の黒い大蛇が、空中に揺らめく黒い陽炎へと吹き飛び、
そのまま姿を消す。
その陽炎を独鈷が囲み、刹那が素早く印を組み詠唱を決めると、陽炎も又消滅した。

 ×     ×

「もしもし?」

麻帆良の秘密アジトで、葉加瀬聡美は電話を取った。

「え?イギリスの人体実験の事?
ええ、私も詳しく知っている訳では………
ええ、失敗、死亡と言う事で間違いないと。
ええそうです、私の知る限り、科学の学園都市の能力開発と魔術は、
ええ、恐らくどちらの術式でもそうであると………」

 ×     ×

「終わりましたよ、し、しょ、う。残念ながら」
「ああ、そうか」

ステイルが振り返る。
下水の真ん中では、巨大な腐肉がぼろぼろと崩壊して水洗に消えている所だった。


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