過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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922:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/10/22(火) 04:29:01.35 ID:gJA8E2sg0
>>921

「未知数でごさるな。
竜程度ならあちらの世界でそれなりに闘って来たでござるが…」

「普通に考えたらそれよりは弱い筈なのですが…
メールで届いている途中経過を見ても、
あの刹那さんと佐倉さんが手こずると言う事は、
レディリーの召還魔術それ自体の威力なのだとしたら…」

「ここで騒ぎを起こしたら、最悪本格的なセキュリティーの介入か」

夕映の説明に千雨が呻く。

「でも、隠れたまま出入り出来る隙間無いよあれ」

「孤独な黒子」を発動させている夏美が言った。

「電子情報が間違ってなけりゃあ、ここ自体に直接的な監視カメラは無い。
あんなのが居座ってるんだ、レディリーが解除したのか。
綾瀬、少しだけ足止め出来るか?」
「少し、ですね」

「ああ。長瀬。総力戦だ。
魔獣ってんなら話は早い、全員引っ張り出して瞬殺するぞ。
もちろん長瀬もすぐに合流してくれ」
「了解でござる」

「………Ready go!!」
「装剣!」

夕映が牛に向けて駆け出し、同時に、
「天狗之隠蓑」に潜伏していた面々が一斉に外に飛び出す。

「フォア・ゾ・クラティカ・ソクラティカ………!?」

瞳を怒りに燃え立たせた巨牛がざっざっと後ろ脚で地面を蹴り、
夕映が初撃を入れようとした正にその時、
牛の首根っこが上からぐいっと押さえ付けられた。

見るからにそんな事でどうなる筈がないのだが、現実に牛は動きを止める。
そして、牛の全身が見る見る灰色になり、
前脚後ろ脚全てが体重に耐えかねる様にバキンとへし折れた。


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