過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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934:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/11/04(月) 04:15:47.00 ID:B4OCNbJb0
>>933

「それを聞く限り、君の脳細胞の機能は至って正常、異常は無いと言う事になる」
「で、ここはどこで、どうしてそんな真似をしたんだ?」
「麻帆良学園の教師として、
この切迫した状況下で生徒の、それも力だけは世界一つ救済した程に大規模な魔法軍団の
身勝手な軽挙妄動を看過できると思っているのかい?」

正論過ぎて一言も無かった。

「と、言う訳で、宇宙に来てもらった」
「は?」

はっと気付いた一同が、だっと広間の壁際に走る。
そして、ガラス壁から外を見ると、そこから見えるのは紛れもなく一面の星々。

「科学の学園都市での失敗の後、
麻帆良学園都市が秘かに改良、開発を続けていた宇宙旅客機だよ。
とにかく、麻帆良学園の立場では、この問題に就いて君達の勝手に動き回られては非常にまずい。

君達の場合、地の果てに飛ばしても無駄だと言う事を一番知っているのは僕だ。
それなら宇宙にでも連れて来るしかないだろう。
臨時の課外授業と言う事で暫く宇宙観察に付き合ってもらう」

色々おかしいが、それでいて辻褄が合いすぎて言葉が無いと言うのが実際だった。

「フェイト様」
「ん?」

そこに、たたたっと調が駆け寄って来る。

「コクピットからの伝言です。
計器にエラーが見られるため近くの宇宙構造物に一時避難の要請を行ったのですが先方からの返答が無いと」
「ちょっと待て、計器のエラーだと?」

調の言葉に千雨が聞き返す。

「はい。今の所運行に支障が生ずる程の事ではないのですが、
何しろ宇宙旅行中ですので万一に備えて一度着陸の上で整備を行うべきであると。
しかし、一番近くの、と、言うより現状において唯一の着陸地点となる宇宙構造物からは
こちらからの要請に対して一切の回答がありません」


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