過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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936:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/11/04(月) 04:23:57.80 ID:B4OCNbJb0
>>935

「元も子もない、か」

へっ、と、笑いながら、千雨はミニステッキをノーパソに変異させメモリを差し込む。

「千雨、さん」
「なんだ?茶々丸?」
「はい、絡操茶々丸、当機のパイロットでもあります」
「マジかよ…」

ノーパソのスピーカーから聞こえる声に千雨が嘆息する。

「こちらからも可能な限りバックアップします。
相手方との電脳戦に備えて、ハカセが百体余りの補助電脳を用意しました」
「分かった」

千雨が言い、ごくりと喉を鳴らす。

「千雨ちゃん?」

しんと静まった空間で明石裕奈が呟く。
千雨は、ノーパソを前に目を閉じ、拳を握っていた。

「今回の事件に関わってから、
千雨ちゃんの電脳戦での勝率はあんまり高くない」

朝倉和美が裕奈に囁く。

「相手は科学の学園都市、そして電脳世界でも未知の術式を使う魔術師。
深入りしたら自分が危なくなる、千雨ちゃんはそれを体験してきた」

和美の説明に、裕奈も小さく頷く。
その時、スペースの照明がふっと消灯した。
そして、中心近くにぼうっと浮かび上がる人影が徐々に鮮明化する。

「な、っ?」

そちらを見た長谷川千雨が、驚愕に目を見開く。


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