過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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966:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/11/14(木) 15:09:53.58 ID:0lUY6lmn0
>>965

「非常用の貯水槽だ」

ドアを開いたその向こうはちょっとした湖とも言える貯水池が広がっている。
一同は、その中心を横切る橋を進む。

「モンスター、あっちにも出たって?」
「ああ、そうらしいな」

走りながら、夏美の問いに千雨が応じる。

「向こうはあの面子だ。モンスターレベルなら、
ギリシャ神話フルキャストでも一人で瞬殺しちまうだろ」
「だよね」

千雨の言葉に夏美も同意する。

「あれっ!?」

朝倉和美が叫ぶ。
上から見たら池を十字に橋が横切っていて、千雨は真っ直ぐ進む予定。
地図の上では、左右の橋の先にあるのは倉庫の筈だ。
その左右の倉庫の扉が開いていた。

「おいっ!」
「あれって…」

千雨が叫び、夏美が息を呑む。
古菲と長瀬楓が駆け出し、橋の中央から左右に分かれる。
古菲がアーティファクトの巨大如意棒を振るい、
楓が巨大手裏剣を飛ばして池に叩き落としたのは、

「ケンタウロス」

夏美が呟く。
倉庫の中から下半身が馬、上半身が人間の男性のモンスターの群れが
手に手に棍棒を握り橋の中央に向けて駆け出して来る。

「状況は?」

「渡鴉の人見」を通じてフェイトの声が聞こえた。


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